ITエンジニアがMeta Quest3を触ってみた感想

ITエンジニアがMeta Quest3を触ってみた感想

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投稿日: 2023年10月29日

レビュー

この前X(旧Twitter)で以下のツイートがバズっていました

筆者はOculus Riftが登場したときに一度購入したのですが、コンテンツが少なかったり、VR酔いが思ったよりひどかったり、重かったりと、流行るのは当分先だろうなと思い売却してしまいました。

ですが上記の投稿を見た瞬間、こう、ビビッときました!!



これが未来や!!!!

料理をしながらyoutubeを見るという体験ができる。我々の普段の生活活動とデジタルコンテンツが並行してできるところにまで進化している。時代はARだ!XRだ!VRだ!

これはもう買うしか無いと思い購入しました。

💰💨 👋(T_T)< イカナイデー



ただ、実際体験してみて良かったこともあれば悪かったこともあります。それらの感想を書いた上で、 じゃあ、買い?それとも買わなくても良い? をお伝えできればいいなと思います!

Quest3の良かったところ

MRのコンテンツのクオリティが高い

Immersedのクオリティが高いので、VR空間にいながら仕事をするといったことは全然可能です。また、最初から入っている「First Encounters」というARゲームがあるのですが、これを使ってみると現実の映像とARコンテンツの融合がすごい綺麗にできていることがわかります。

メガネをかけたまま使える

Oculus Riftを使ってた頃はメガネがギリギリ入るか入らないか、のような感じですごいストレスが溜まっていたのですが、Quest3は全然可能です。ただやはり圧迫感などは感じるのでお金に余裕がある方は度付きレンズを購入して入れるのがいいかもしれないですね。



Quest3の悪かったところ

現実映像の画質は思っている以上に荒い

Xなどに投稿されている動画を見ると、現実映像の上にそのままARコンテンツが表示されているかのように見えますが、実際被ってみると現実映像の画質が思っている以上に荒いです。イメージこんな感じです

  • 本の文字はギリギリ読める(ストレスは溜まる)
  • PCやスマホの文字は読めない(4Kディスプレイに表示されても文字が潰れてて読めない、光が強く反射してしまう)
  • 料理はマジで危ないのでやめましょう(Xの映像だと余裕そうに見えますが実際被ってみると細かい部分は見ずらいしぼやけてるので危ないです)
  • 逆にQuest3本体から出ているVirtualDesktopやメニューなどのuiはすごい綺麗です

複数のアプリケーションを同時に利用することができない

例えば、VirtualDesktopを起動しながらFigminXRを起動する。といったことはできません。FigminXRで作ったワールドに没入しながらVirtualDesktopを使って作業をするといったことはできず、1つのアプリになんでも詰め込まないといけない(※)ので複数のアプリを組み合わせて楽しむということができません。

※immersedのように、VirtualDesktopを表示しながら仮想空間を表示する等、

バッテリーがすぐ切れるし、PCに接続しながら充電するのがかなり難しい

公式サイトを見ればわかりますが、大体連続稼働時間は2~3時間程度です。数字以上に思っている以上にすぐにバッテリーが減ります。また、PCに接続しながら充電するのもかなり難しいです。かなりの給電能力が要求されます。自分はMacbook ProのACアダプターを使って充電しながら利用し、PCとはAir Linkで接続していますが。これでやっとギリギリ充電しながら利用できる程度です。


重い。重心が前にあるので首が痛くなる

メガネを付けてるのでスペーサーの奥行きをかなり長くする必要があります。そうすると重心が前に行ってしまうのでかなり引っ張られている感じがして長時間被っていると首が痛くなります。エリートストラップみたいなのをつけて、重心を中央に寄せるような工夫をすればもう少し楽になるかもしれないです。


買い?それとも買わなくても良い?

XR領域はブルーオーシャンかも、エンジニアこそ買うべき

Quest3はぶっちゃけコンテンツの数はかなり少ないし、XRコンテンツの数はVRと比べてもかなり少ないです。

でも、だからこそこの領域は現在ブルーオーシャンです。「個人開発でイッセンマン!!」を目指している筆者てきには、この領域に参入するのは今がチャンスだと思っています。 しかも、Quest3などは円安なども相まってかなり高いです。つまりどういう事かと言うと、購入者はそれなりにお金を持っている人が多いということです。 なので小規模でもいいので便利なものを作って有料販売すればマーケットが小さくてもそこそこ購入してくれる人は多いのではないかと踏んでいます。

今筆者は必死になってUE5とBlenderを勉強しつつXRアプリを作っています。今度こそ個人開発で年収イッセンマンを達成するぞ!!!!

エンジニアの皆さんでもし購入を検討されてる方がいらっしゃいましたら購入した際に是非以下の紹介コードを入力してください。3000円分のアプリストアのクーポンが貰えます♫

https://www.meta.com/referrals/link/uyas.eng

一般利用者はもうちょっと待ったほうが良いかも

最初に引用したXの動画のように、Youtubeを見ながら料理ができる体験が安全にできるのであれば一般利用者にもおすすめできるのですが、筆者が触ってみた限りではやってみても危ないし、ストレスが溜まる気がしています。あと一歩ハードウェアの進化が必要な気がしています。

まとめ・今後MRデバイスでできるようになってほしいこと

  • 複数アプリケーションの同時、またはバックグラウンド起動
    • 例えば、FigminXRのコンテンツを表示したままVirtualDesktopの映像を表示するなど
  • パススルー映像のさらなる高画質化
    • 一つの指標として、PCのディスプレイがストレスなくそのまま見れる。手元が問題なく見れる。というのがあるかなと思います

もう未来は目の前に来ている感をQuest3を通じてひしひしと感じております!

では!

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